約 545,812 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1358.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 644 れいぱー対策/コメントログ」 お兄さん愛での皮をかぶったただの虐待お兄さんじゃん -- 2010-03-19 13 00 08 あまいぞ!まだいけるはず。 -- 2010-03-21 23 18 14 くっそワロタwww -- 2012-04-04 00 46 11 ぺにジング可愛いwww -- 2012-07-07 20 25 48 馬鹿馬鹿しすぎるwwwwww -- 2013-02-04 17 46 08 あにゃるで育まれた友情WWW -- 2014-01-05 01 21 26 馬鹿馬鹿しいがこれはありw -- 2017-02-27 19 44 56
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1318.html
ループ・プレイス 19KB 虐待-普通 制裁 観察 自業自得 差別・格差 飾り 自滅 家族崩壊 同族殺し 駆除 妊娠 ツガイ 野良ゆ 赤子・子供 都会 現代 独自設定 うんしー 八作目 「ループ・プレイス」 ・「ふたば系ゆっくりいじめ 604 ロンリー・ラック」からの続編という形を取っています。 ・人間視点ですが主軸はゆっくりです ・駄文注意 ・いくつかの独自設定を使っています ・うんしー注意 ・自滅モノです 冬のゆっくりと言うのは越冬をする。これは当然の常識だ。 いくつかに分類するなら越冬型、冬眠型等があるが巣ごもりすることには変わらない。 だが街のゆっくりは違う。山野のゆっくりと違い食料なら冬でも何とか手に入るからだ。 なので遠出とはいかなくとも巣の周辺を出歩いたりすることはある。 さて、街のゆっくりがいる所…と言えば路地裏、空地、そして公園の大体三つだ。 特に空地、公園にはゆっくりが集まるいわゆる「コロニー」(饅頭にコロニーという言葉は似つかわしくないかもしれないが)のような状態になっている。 なので時折加工所の職員がやってきて定期的に「掃除」をするのだ。 あの時、私と羽付きが見たのは公園に吸い寄せられうように集まったあるゆっくりの悲劇である。 冬の公園を私と羽付きは歩いていた。冬は相変わらずどんよりとした雲が立ち込め冷たい風が嫌がおいにも荒涼とした雰囲気を演出していた。 大きな公園であるがためにゆっくりが大量にここに居ついている。 近々大規模な加工所による掃除が行われると告知されているので、その前にここのゆっくり達の様子を観察して置きたかったからだ。 早速の如く私と羽付きの周りにはピンポン玉サイズの子ゆっくりからバスケットボールサイズのゆっくりまで大小様々なゆっくりが寄ってきていた。 「きゃわいいれいみゅにあみゃあみゃしゃんをおいちぇいっちぇね!」 「まりしゃはちゅよいんだじぇ!あみゃあみゃをおいちぇいきゃにゃいちょいちゃいめにあうんだじぇ!」 「むきゅ!ここはぱちぇのしきちよ!かってにはいってきたのならあまあまさんをおいていきなさい!」 「ゆゆーん!れいむはしんぐるまざーなんだよ!はやくあまあまさんをおいていってね!」 「はやくするんだぜ!まりささまはぐずがきらいなんだぜ!」 「みすぼらしいじじいはさっさとあまあまをおいていくんだねーわかるよー!」 「いなかものはさっさとあまあまをおいていきなさい!」 耳をふさぎたくなるほどの音だ。口々に勝手な事を言いながら小麦粉の皮をグネグネと押し合い形を変えながら私の足へ寄ってくる。 赤ゆっくりや子ゆっくりは膨れながら威嚇を繰り返し、私の靴やズボンのすそを口で噛んでいた。 私は羽付きを見て「なんとかならないか?」といった。 羽付きは私に帽子をとってくれと言った。秘密兵器があるらしい。 私は羽付きのとんがり帽子をとる。そこに現れたのはれみりゃの帽子であった。 「うー!こんなところにあまあまがいっぱいいるんだどー!」 羽付きがれみりゃのまねをしながら上下にピョンピョンと跳ねた。 次の瞬間、私の鼓膜が破れると思うほどの大音響が響きわたった。 「「「「「「でびりゃだああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」」」」」 蜘蛛の子を散らすように四方八方に飛び跳ねて退散するゆっくり達。10秒ほどたてば辺りには踏まれたのか押しつぶされたのか、それともその両方か分からないが餡子やクリーム、チョコレートを口から吐き出しながら悶絶するいくつかのゆっくりの姿以外無くなっていた。 「むぎゅぅぅ…えれえれ…」 「ゆ”!ゆ”!ゆ”!」 「わがらないよおおおおおおお!!おそらがじだにあるよおおおおおおおおお!?」 「ごんなのどがいばじゃないわあああああああああ!!あでぃずのおがざりざんんんんんんんんんんんんん!!」 体当たりを受けすぎて餡子を大量に吐きだしたのか、手前に帽子を投げだしたまま寒天の白目をむいて痙攣しているまりさ種、ありす種は飾りを途中で落としてスタンピートに巻き込まれたのか、無残にボロボロになった飾りの欠片を舌で拾い集めながら喚き散らし、ちぇん種に至っては跳ね飛ばされ転がったのか逆さに向いて叫んでいた。底部の方がグネグネと不規則に動き、砂糖水の涙を流しながらすごい勢いで喚いている(ゆっくりはその特性上逆さまになると自力で元に戻れない) 私は羽付きの方を向くとこう言った。 「…凄い効果だね」 「こうえんひっすの"あいてむ"だぜ。おにいさんももってるといいんだぜ」 「いや…遠慮しとくよ」 ニヤリと羽付きが笑って答えた。 ひと段落ついた所で羽付きはそのトレードマークの帽子を被り、私も公園の中心部へと進んでいく。 人気のない一角、魚が泳ぐ池の前にある木の麓に、ポツンとダンボール箱が置いてあった。 どうやらゆっくりの「おうち」の様だ。横に倒しておかれて、ボロボロではあるがゴミ袋の様な袋がかぶさっている。 袋が飛ぶのを防いでいるのか、いくつかの小石がダンボールの上に置かれていた。 私が近づくと中からガサガサと2匹のゆっくりが飛び出してきた。 「ここはまりさとありすのおうちなんだぜ!ゆっくりできないじじいとへんなまりさはさっさとかえるんだぜ!」 大きく膨れて威嚇しているその口ぶりの「ゆっくりまりさ」は私と羽付きを睨みつけている。 奥の方には下顎が不自然に膨れているありすとその横で小麦粉の皮をぴったりとくっつけている、2匹のソフトボールほどの子ありすと子まりさがいた。 比較的よくある組み合わせだ。ありすの様子を察するに胎生型にんっしんっ(ゆっくりの場合はこう表記する)をしている様で、これがまた珍しい。 子ありすと子まりさ、そしてありすが巣の奥で私と羽付きに声を投げかける。 「いなかものなにんげんさんとまりさはゆっくりかえりさない!」 「しょうじゃよ!ゆっきゅりかえりなちゃい!」 「まりしゃはちゅよいんだじぇ!しゃっしゃとどっきゃいきゃにゃいちょゆっきゅりできなきゅしてやりゅんだじぇ!」 …あくまで推定だがあまりよいゆっくりではないようだ。れいぱーありすになっていないのが判断の迷う所である。 私は羽付きの方を見る羽付きは私を横目で一瞥するとこう言いだした。 「ゆ!ゆゆうううう!?ま、まさかこんなつよそうでとかいはなありすやまりさがいるとはおもわなかったんだぜ!?ゆっくりまりさのけらいといっしょににげるんだぜ!」 そう言うと羽付きは急いで別の所へ跳ねだす。私もそれについていった。 少し離れたベンチに羽付きは跳ねていった。私も息を切らせながら何とかたどり着く。 「そういえばにんげんさん、げすゆっくりをみるのははじめてかぜ?」 「最初のありす以来だね」 「だったらちょうどいいんだぜ、ああいうゆっくりがどうなるかがわかるんだぜ」 私はメモ帳を取り出しあのまりさ一家の様子を眺めていた。 「ゆゆーん♪だーりんはつよいのね!とってもとかいはよ!」 「ゆ!そうだぜ!まりさはつよいんだぜ!」 「だーりんすーりすーり!」 「ありすすーりすーり!」 そんな事を言いあいながら小麦粉の皮を上下に伸び縮みさせて擦り合わせる二匹のゆっくり。 後ろの方で子ゆっくり二匹ピョンピョンと跳ねまわっている。 「ゲス」であろうか?街ゆっくりはそれが判断の難しい所である。 「でいぶ」や「れいぱーありす」の様に明らかに問題のあるゆっくりではなく、かといって「だぜ」という言葉遣いだったり人間に対して積極的と言わずとも近づいてくれば傲岸不遜な事を言うゆっくりがいる。 それらは中間のゆっくりと位置付けられているので判断が非常に難しいのだ。(羽付きはゲスと断定しているし、私もそうだとは思うがありす種が何ともないのが妙に引っかかる) 改めて様子を見てみよう。 「ゆゆ!おなかすいたんだぜ!」 「ゆ!じゃあごはんさんにしましょう!」 どうやら外で食べるようだ。 ありす種がいるつがいはよくこう言った一見無駄に見える行動をとる。葉っぱの上に何かを乗せたり、役にも立たない石っころを「とかいはなたからもの」なんて言っておいて言ったりと。 「とかいは」の概念からなる行動だと言われているが正直な話、全く無駄な行為だ。 ダンボール箱の奥から食糧が詰まったビニール袋をありすが引っ張り出す。 ガサガサと振ると中からパン切れや魚の骨、野菜くず等が出てきた。 また、ありすが平たい石の上にそれらを並べた。そうしてそれを中心にまりさ一家が円を組むように並ぶ。 そして一斉にむさぼる様に口をつけ始めた。グネグネと押し合いを繰り返しながら食べていくその光景は「とかいは」(少なくとも私の持つイメージとは)とはかけ離れたものだった。 「うめっ!めっちゃうめっ!」 「む~ちゃむ~ちゃ!ちあわちぇえええええ!!」 「む~ちゃむ~ちゃ…ちょっちぇもちょかいはにぇ!」 「がぶがふ!ごふ!がつ!ぐちゃ!ずるずるっ!とってもとかいはなごはんさんね!」 パンきれを砂糖水の涎を垂らしながらむさぼり、魚の骨をバリバリとかみ砕き、野菜くずをグチャグチャと咀嚼し生麺をずるずるとすする。 あまり言いたくないが見ていて気分のいいものではない。少なくとも私が今まで見てきたゆっくりの中では一番食べた量が多いのではないかと思う。 「ゆっくりとしたごはんなんだぜ!」 「おながのおぢびぢゃんもよろごんでるわ!ゆげぇっぷ!」 「ゆゆ~ん・・・おなきゃいっぴゃいだじぇ!」 「のーびのーび!しょくごのうんどうをしゅりゅわ!」 一様に勝手気ままな行動をしている。どうやらゲス寄りのゆっくりの様だ。 その後はダンボール箱の中にぴったりと納まり、ありすに子ゆっくりがすーりすーりを繰り返している。 「ゆゆ~ん!おきゃあしゃんしゅーりしゅーり!」 「まりしゃもしゅーりしゅーり!」 「すーりすーり!とってもとかいはね!」 羽付きがその光景を眺めてただ一言呟いた。「気に入らない」と。 その後言った一言を私は今でもよく覚えている。 「なにが"とかいは"だ。」と 私は何も言う事が出来なかった。何か並々ならぬありす種に対する想いがあるようだ。 羽付きはただ私の方へ視線をやってこう聞いた。 「…そろそろかこうじょがくるんだぜ。おもてへいくと"そうじ"がみられるんだぜ」 私は時計を見た。確かにあと数分ほどで切りのいい時間帯だが何故羽付きがその時間を知っているのか?それが不思議でならない。 私がその事を尋ねるとただ一言「きまったじかんにやるだからそとからみればわかるんだぜ」といった。 急いで羽付きとその場を後にする。 すぐに戻っては来れたが一斉に掃除が始まっている様だ。棒の先に鋭いフックをつけた物を持ってそこら中に人がゆっくりを追い回している。 あれでダンボール箱をひっかけたり、ゆっくりをひっかけて袋に詰めるようだ。 一様に逃げ惑うゆっくりや袋に番いや子ゆっくりを入れられ体当たりや威嚇を繰り返すゆっくりで辺りはあふれかえっていた。 「ゆんやああああああああ!!いだいいいいいいいいいい!!」 「までぃざのおぼうじざんがえずんだぜええええええええええ!?」 「ぢぇええええええええええええええん!?」 「どぐんだぜえええええええ!!までぃざいがいのぐずなゆっぐりはゆっぐりじねえええええええええ!!」 「までぃざあああああああああ!ごのうらぎりぼのおおおおおおおおおお!!」 「いだいいいいいいいいいい!!ばぢぇのがわざんびっばらないでええええええええ!!」 「ごんなのどがいばじゃないわああああああああああああ!?」 どこもかしこも袋詰めにされたゆっくりと辺りを跳ねまわるゆっくりばかり。 あまりにも多くのゆっくり達がつかまり袋に詰められる。そんな中で私はふと先ほどのまりさ一家が気になって。戻ってみることにした。 羽付きも渋々付いていく。私の周りから少しでも離れればそれは捕獲対象になってしまうからだ。 …私と羽付きがついた頃には頃にはすでにまりさ一家はダンボール箱から蹴りだされて木の根元をバックにひと固まりになっていた。 「ゆゆ!ありす!おちびちゃんたち!ゆっくりうしろにいるんだぜ!まりさがいまからこのじじいをせいっさいっしてやるんだぜ!」 「ゆんやあああああああ!!きょわいわああああああ!!」 「おとうしゃんはちゅよいんぢゃよ!ゆっきゅりどっかいっちぇね!ぷきゅー!」 「ゆゆ!だいじょうぶよ!だーりんはつよいからきっとあんないなかものたおしてくれるわ!」 後ろで子ゆっくり二匹が小麦粉の皮をありすにくっ付けて様々な行動を取っていた。ありすの方もキリッとした表情でまりさを見ている。 私も羽付きもあのゆっくり達はもう捕まったと思った。あまりにも不利すぎるからだ。 職員がフック付きの棒をびゅっとふるう。本来なら側面や後部の小麦粉の皮に引っ掛けるのが普通だが、あまりなれていないのか。とんでもない方向に刺さる。 「ゆがあああああああああああ!!までぃざのおべべがあああああああああああああ!!」 棒をふるったのとまりさが体当たりを仕掛けようとしたのが同じタイミングだったからだろうか?まるで導かれるようにまりさの寒天の右目にプッスリと刺さった。 かなり狼狽しているのか。職員がグイグイと引っ張る。当然寒天の右目がブチンと音を立てて離れてしまった。 「いだいいいいいいいいいい!!」 「「おどうじゃあああああああああん!?」」 「だーりんんんんんんんんんんんんんんんん!?」 後ろで余裕をこいていた子ゆっくりとありすが驚く。人間にも勝てる強いゆっくりと思っていたのだろうか?だが現実は無常だ。 目の前で砂糖水の涙と涎を吐き散らしながら帽子を投げだしゴロゴロと転がるそれが私と羽付きと、そしてあのありす達が見た「強いまりさ」の真実だった。 職員が動きまわるまりさを四苦八苦してとらえようと何度も棒をふるった。 だがわざとかと思うほどきれいに刺さらず。小麦粉の皮がまるでふらんに引っ掛かれるかの如くズタズタになるばかりで餡子を飛び散らせながらのたうち回るばかりであった。 「いだい!いだいいいいいいいい!!ゆぎいいいいいいい!!やべでぐださいいいいいいいいい!!あ”あ”あ”あ”!?あでぃずううううううう!だづげでええええええええ!!あでぃずうううううううう!?」 ボロボロの体で必死にありすの名前を呼ぶ。だが… 「こんないなかものなまりさとはゆっくりできないわ!さっさとにげましょう!」 「きょんなぐじゅにゃんきゃほっちょくわ!ゆ!ゆ!」 「じゃこのまりちゃはしゃっしゃちょしにゅんだじぇ!」 そう吐き捨てながらくるっと後ろを向くと一斉に跳ねて逃げ始めていた。ここで私は間違いなくゲスゆっくりであると断定したのである。 「ぞんなああああああああああああ!!ゆがあああああああ!!だずげでえええええええええ!!」 まりさが地面に突っ伏したまま凄まじい声で泣き叫ぶ。先ほどの威勢はどうしたのかという勢いだ。 職員が逃げるありすに棒をふるった。かなり焦っている様だ。慣れない手つきから見て新入りではないかと推測する。 フックはありすの上部前方にスコンと刺さり、グイッとありすの体が持ち上がる。 「ゆっがあああああああああ!?あでぃずのあだばがあああああああ!?」 グネグネと底部を動かしまるでメトロノームの様に勢いをつけて前後に揺れている。そのおかげだろうか。ミチミチと音がして小麦粉の皮と飾りがフックの先についてありすはボトンと地面に落ちた。 「ごんなのどがいばじゃないわあああああああああああああああああああああ!!」 「ゆびぇえええええええええええん!!きょわいんだじぇえええええええええ!!」 「ちょかいはにゃありちゅをたしゅけちぇねええええええええええええ!!」 口々に勝手な事を言いながら寒天の目を血走らせ涎をまき散らし逃げるありす達。 職員は諦めたのか「ゆ”!ゆ”!」と餡子が出すぎて息も絶え絶えのまりさを袋に詰めると、キョロキョロと辺りをうかがってそのまま引き上げていってしまった。 私と羽付きはあのありす達の言った方向へと向かった。 まだそんなに遠くへは言って無いだろう。 人気のない公衆便所の壁面の端にありす達がいた。 だが、私と羽付きはその目を疑った。 先ほどまでともに逃げていた子ゆっくり二匹をなんとあのありすが攻撃していたのである。 子まりさの方はすでに帽子と砂糖細工の髪の毛以外は判断できない程に潰れていた。恐らくありすが踏みつぶしたのだろう。 そして残った子ありすはありすの舌で持ち上げられ、硬い地面に底部をドカドカと打ちつけられている。 「ゆびゅあ!ゆぎゅっ!ゆげぇっ!やべぢぇええええええ!!ありぢゅのぢょがいばなぎゃおぎゃあああああああ!?」 「ありすをおいてにげるようないなかものはゆっくりしになさい!」 …既に子ありすは小麦粉の皮が数倍にも腫れてどこがどうか判別できなくなっていた。中のクリームが不規則に移動しているからだろう。 口からカスタードクリームを吐きだしてもがき苦しんでいる。だが、あと二度ほども叩きつけられて 「ゆ”!…ゆ”!…ゅ”!」とピクピクと震えるだけになってやがて動かなくなってしまった。 ありすはそれを見て満足そうに 「ゆゆーん♪いなかものがきえてすっきりしたわ!」と満足げにニタニタと笑っているのだ。 私は怒りを通り越して呆れ果てた。目の前でニタニタと笑っている泥やゴミを砂糖細工の髪や小麦粉の皮につけているありすを見ていると、そんな事しか浮かばない。 私は振り向いて歩き出す。羽付きもそれに呼応して跳ねて着いてきた。 たった一匹残った胎生型のありす…羽付きの予想を聞かなくともどうなるかは大体想像がつくからだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あれから一週間後。私は再び公園の様子を羽付きとともに見に来ていた。 まだ数は少ないなれども、再び全く別の所からやってきたゆっくり達が住み着いている様だ。 羽付きが言うにはあの掃除から零れ出たとしてもここから出ていくゆっくりが殆どで、後は全部新しいゆっくりがやってくるから「掃除」に永遠に気づかないらしい。 その話を聞きながらあのありすの事を思い出していた。あのありすは今何をしているのだろうか? 羽付きにその事を尋ねると「もういないかもしれない、いるとすれば他のゆっくりの"家来"になっているだろう」と答えた 家来?それは一体どういう意味なのか? 歩いていくと池の周り、まりさ一家がいたダンボール箱がそのまま残っていた。 「ほらほら!はやくまりささまとれいむのうんうんをたべないとそこのちびがつぶれちゃうんだぜ?」 「ゆゆ!すっきりー!」 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”おぢびぢゃんんんんんんんんんんん!?」 そこにはふた回りも大きいれいむとまりさがいた。一様にあにゃるを突き出してうんうんを一か所にかましている。 うんうんがよく見ると動いている。いや…中に何かがいるようだ。 良く見てみるとそこには三匹のミカン程の小ささの子ありすが三匹、苦しそうにウネウネとうんうんの中で動いていた。 「ゆ”・・・ゆ”…!」 「ぐざいわあああああああ!!」 「ぢょがいばじゃないいいいいいいい!!」 だが、それより目についたのはあのありすの風貌だった。 頭の飾りが無くなったのは当然だが、何より砂糖細工の髪の毛が全て無くなっていた。 毟られたのだろうか?後部の上方に木の枝が三本刺さっているのを見るとどうやらあのれいむとありすにやられたのではないかと思えてくる。 ボロボロになったありすは必死にれいむとまりさの餡子…うんうんをグチャグチャとかき分けるように顔を突っ込んで食べながら必死に寒天の両目から涙を流していた。 「おぢびぢゃんまっででね!いばだずげるがらね!がふ!ぐふっ!ゆおげぇぇぇえええ!!ゆげぇぇえええっ!」 何度もえずきながらうんうんをぐちゃぐちゃと食べながら時にクリームと餡子が混じった物を吐き出して必死に子ありすを探す。 全て片付けるまで約二分近くかかっただろうか。ボロボロのありすの横に怯えるように小麦粉の皮をくっつけて震える子ありすの姿。 「あでぃずのおぢびぢゃんがああああああ!?ゆっぐりよぐなるのよ!?ぺーろぺーろ!」 だがもう一匹の子ありすの方はかなり致命的の様だ。口からカスタードクリームをぼとぼとと吐き出し、しわしわになって地面に潰れかけている。 ありすが必死にぺーろぺーろしようにも全く意味はない。やがて「ゅ”!」と小さく跳ねると完全に動かなくなってしまっていた。 「あ”あ”あ”あ”あ”!?あでぃずのおぢびぢゃゆがあああ!?」 「うるさいよ!ぎゃーぎゃーさわがないでね!」 悲しむ間もなくれいむに弾き飛ばされるありす。まりさが帽子から木の枝を取り出してありすの右側面に突き立てる。 「ゆぎゃあああああ!!いだいいいいいいい!?」 「これでよんかいめなんだぜ!つぎごはんさんをさがしにいってもごはんさんをとれないのならおなじことをもういっかするんだぜ!」 「れいむあまあまさんがたべたいよ!さっさととってきてね!」 「そうだぜ!さっさとごはんさんをとってくるんだぜ!あとばつとしてきょうのごはんさんはそこのまんじゅうなんだぜ!」 まりさとれいむがことごとく注文をつけるとよろよろと立ち上がり、子ありす二匹を口に入れ力なくズリズリと這いだした。 それを見たまりさが一匹の子ありすの髪の毛を口でくわえて乱暴に引っ張る。 「おまえはこっちにくるんだぜ!かってににげだされたらこまるんだぜ!」 「ゆんやあああああ!!いぢゃいわいいいいい!!ありぢゅのぢょがいばなぎゃみをひっびゃらにゃいぢぇえええええ!!」 「おぢびぢゃんんんんんんん!?」 「なにかもんくあるの!?かざりのないゆっくりはだまっててね!」 どうやら子ありす一匹を盾に取っている様だ。容赦なく自分の子ゆっくりを潰したありすならそのまま逃げだしそうだがそうはいかないらしい。その辺の事は私や羽付きでもその心情を察する事は出来なかった。 「ゆうう…ゆっくりまってるのよ…!ありすがいっぱいごはんさんをとってくるから…!」 「ゆええええええええん!おねえしゃんだけぢゅるいわあああああ!!ゆんやああああああああ!!」 子ありすの悲鳴に振り返りもせずとぼとぼと跳ねていくありすと子ありす。 それを見ながられいむとまりさは小麦粉の皮を合わせてすーりすーりを繰り返している。 「ゆゆ!れいむすーりすーり!」 「ゆゆ~ん♪まりさすーりすーり!」 そのすぐ横には残ったうんうんをしかめながらちょぼちょぼと口に運ぶ子ありすの姿があった。 「ゆうう…くぢゃいわぁぁ…でもゆっきゅりちゃべりゅわ…む~ちゃむ~ちゃ…」 …その対照的な姿を見ても何の感情すらも思い浮かばない。なんとなくこうなるだろうと言う事はあのありす達の達振る舞いを見ていたら予想がつくからだ。 羽付きはそれを見ると「もう帰ろう」と言うとそのまま振り返りもせずに飛び跳ねだした。 私も踵を返して池の周りを後にする。 羽付きと別れた帰り道の途中、あのありすを見た。 ありすはただひたすらに寒天の両目から涙を流して道路の端に生えた雑草をブチブチと引き抜いていた。 子ありすの方も同様だ。一様に心配そうな表情を浮かべてありすの後部を見ていると言うこと以外は。 「ゆ”!ゆ”!もういやだわぁぁ…!ゆっぐりじだいよぉぉ…!どぼじであでぃずがごんなめにあわないどいげないのぉぉ…」 そう言いながらブチブチとただひたすらに雑草を引き抜きありすを尻目に私はそこを後にした。 羽付きが言うにはあの公園に居ついたゆっくりは大体ああいった末路をたどるという。あのありす達が特別なのではなく。少し足を延ばせばどこでも見られる光景だそうだ。 家路につく途中にあのありす達の事を思い返していた。シビアな冬の街をあんな気楽な心持ちで生きていたのだ。もしかすればまりさ種の方がとてつもなく優秀だったのかもしれない。 だが、整理して考えてみるとあのまりさ一家も同じように「掃除」によってあぶれたゆっくりを「家来」にして越冬用の食料を集めたと思うのが妥当だろう。 ――――あの公園には今日も外から吸い寄せられるようにゆっくりが集まっていく。まるで「ドスまりさの群れ」がいると聞きつけたかのように… 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 504 かりすま☆ふぁいたー ふたば系ゆっくりいじめ 516 サバイバル・ウィンター ふたば系ゆっくりいじめ 527 シティ・リベンジャーズ ふたば系ゆっくりいじめ 582 ビルディング・フォレスト ふたば系ゆっくりいじめ 587 バトル・プレイス ふたば系ゆっくりいじめ 592 コールド・ソング ふたば系ゆっくりいじめ 604 ロンリー・ラック トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る いつもコメ欄に涌くキモ厨二あきさん乙ですwwwwww批判する前に自分で書いたらどうすかwwwwwwwww -- 2013-03-22 14 54 12 毎度ながらハゲェェェが笑えて仕方ないな -- 2011-09-02 21 57 45 ひはんちゅうはまりさがせいっさい!するんだぜ! -- 2011-08-11 21 34 05 ゆっくり達は直接虐待しなくても観察するだけでホッコリするねぇ -- 2011-06-06 17 25 29 こいつがトップで噂のキモいしか語彙が無いゆとりDQNの荒らしか…噂通りだなwきめえ -- 2011-03-09 08 03 16 うわっww本当にいたよキモ荒らしwキモッww -- 2011-03-09 00 00 47 俺赤ゆありす虐待大好きだからゆっくりできたわ。 -- 2011-03-08 23 42 04 ふむふむ、羽付きがとんがり帽子を取るとそこに現れたのはれみりゃの帽子であったと・・・ 更にれみりゃの帽子を取ると邪気眼が現れるというわけだ キモいんだよハゲェェ!! なんかどんどんキモい方へキモい方へと突き進んでいるな 次はいったいどんなキモい厨二設定が出てくるのかと思うと 吐き気を押さえらんねえぜ -- 2011-03-08 08 48 01 羽付きの秘密兵器に吹いたw このゆっくりは好きだわー 胎生出産した子ゆっくりは特別なのかねぇ。 お腹痛めて生まない赤ゆっくりって簡単に見捨てられるのかなぁ -- 2010-10-21 15 33 41 ゆっくりがみんなゲスだったらいいのに・・・ -- 2010-08-25 21 28 29
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2306.html
あるちるのの一生 ずっと続いていく物語 16KB 愛で 捕食種 自然界 人間なし シリアスな愛で作品に挑戦してみました 作、長月です ※駄文、稚拙な表現注意 ※俺設定注意 ※本作のみのゆっくりちるのとれてぃに関する設定があります。 ※愛で注意 それは昔々の話。 あるところにゆっくりちるのとゆっくりれてぃがいました。 れてぃは巨大な捕食種なので友達がいません。話しかけようとしても向こうのほうが逃げてしまいます。 寂しがりやのれてぃはいつも寂しい寂しいと泣いてばかり。 それを見かねたちるのはれてぃの友達になってあげようとします。 しかしひとつ大きな問題がありました・・・・ これはあるちるのとれてぃの物語。十年前から続く2匹のゆっくりの物語。 あるちるのの一生 ずっと続いていく物語 作、長月 はっと目を覚ますちるの。見えるのは自分の巣の天井だ。 「ゆめか・・・・」 そう言いながらむくりと起き上がる。ひんやりとした朝の空気が気持ちいい。 久しぶりに母の夢を見た。母が永遠にゆっくりした時の夢を。 もう長い間、思い出していなかったのに。 「ん・・・・?」 まだ夢の中にいるかのようなちるのだったが巣の中から見える銀白の世界に一気に覚醒した。 「ゆきだ!!!」 入り口のけっかいを押しのけて外に出るちるの。一面、純白の世界に歓喜する。 今年初めての雪。昨日の夜に降った雪がこの山を白く覆ったのだ。 カレンダーなど持たないちるのにとって初めて雪が降った日が冬ということになっている。 自分の・・いや自分達の季節である冬だ。 「わーい。ゆきだ、ゆきだ!!」 雪の上でごろごろと転げまわるちるの。その様は雪遊びに興じる子供そのものだ。 しばらく雪と戯れていたちるのだがはっと思い出す。 「そうだ!!れてぃをおこさなくちゃ!!」 ふわりと飛び立つちるの。 「れてぃ・・・いまいくよ!!!」 そのまま森の岩山のほうへ飛んでいく。 自分の親友であるゆっくりれてぃに会う為に。 数時間後 「遅いわね・・・あのこ・・・」 草原のほうを見続けるドスサイズのゆっくりが一匹。 ちるのの親友ゆっくりれてぃだ。 「まったくあのこったら・・・毎年毎年ひとをまたせて・・・・」 そう言いながられてぃはため息をつく。 冬になったらちるのがれてぃを迎えに来る。これがちるのとれてぃのルールだ。 十年前友達になって以来続く変わらないルール。 とはいえおバカなちるのは毎年れてぃの巣への道順を忘れ、れてぃは長い間外で待たされることになるのだが。 「まぁ・・待つのは嫌いじゃないけどね・・」 ちるのと何してゆっくりしようか考えながら待つのも乙なもの。 どうせ春夏秋と数ヶ月の間待ち続けてきたのだ。今更数時間待つくらいなんてことはない。 「あっ、いた!!おーいれてぃー!!」 ちるのがやってきた。自分の姿を認めると全速力でこちらへ飛んでくる。 「ひさしぶりっ、れてぃ!!ゆっくりしてってね!!」 「久しぶりじゃないわよ。どれだけまったと思ってるの・・・」 苦笑しながらもうれしそうなれてぃ。 「さぁごはんさんをさがすわよ。ずっと巣にこもってたからおなかがすいたわ。」 「わーい。ごはんごはん!!」 森の中へ跳ねていくれてぃ。それにちるのも後に続く。 こうしてちるのとれてぃの冬が始まった。 森の中に入っていった2匹はまず腹ごしらえをすることにした。 ちるのは朝から何も食べてないし、れてぃに至っては長い間、巣の保存食しか食べていなかったのだから当然の選択といえよう。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!!」 「むーしゃむーしゃ、あたいったらしあわせね!!」 2匹で冬でも採れる木の実や花をとり食欲を満たしていく。他のゆっくりには取れない高い場所にある果実も飛べるちるのや巨体のれてぃには楽々とれることができる。 このあたりはゆっくり保護用の自然公園で危険な獣もいない。餌場が冬でも豊富にある。 ここは2匹にとって理想的なゆっくりプレイスだった。 しかし楽しい時間も長くは続かなかった。 「ここにいたんだね。れてぃ・・・」 そこにいたのはドスまりさだった。なぜか神妙な顔をしている。 「おしごと・・・たのみたいんだぜ・・・」 「そう・・・」 沈痛な表情のれてぃ。ドスがこんな寒い中自分に会いにくる用事なんて一つしかない。 このドスまりさこの辺り一帯を取り仕切るドスだ。本来ならドスの縄張りであるこの森にれてぃのような捕食種が巣を作ることは許されない。 もし無理やり居つこうものなら、ドススパークを含めた実力行使で追い出されることになる。 だがこのドスは平和主義者で捕食種にも理解があった。 けして群れのゆっくりに手を出さないこと、そしてある「おしごと」を引き受けることを条件にれてぃの永住を許したのだ。 「ちるの・・・わるいけど一人で遊んでてくれるかしら・・・れてぃはドスにおしごと頼まれたから・・・」 「そう・・・ゆっくりがんばってね、れてぃ・・・」 「だいじょうぶ・・・すぐにもどるから・・・」 そう言ってドスとともにれてぃは去っていく。 後にはやりきれない顔をしたちるのが残された。 「ここなんだぜ・・・」 れてぃが連れてこられたのはある洞窟の前だった。 「じゃあドスはかえるんだぜ・・・あとはいつもどおりに・・・」 そう言ってドスはそのまま帰ってしまった。これから始まる惨劇を見たくはないのだろう。 れてぃの仕事。それは群れの掟を破ったゆっくりに対する制裁である。 聞くところによるとここは元々ここはぱちゅりーとありすのつがいの巣だったのだが、ある日ゲスまりさとでいぶが侵入してきて巣ごと冬ごもり用の食料を強奪してしまったのだ。 ぱちゅりーとありすは家を失い、その時受けた傷が原因でどちらも死んでしまった。 群れのゆっくりはこのゲス達を制裁しようとしたが、誰が制裁を実行するかとなると全員尻込みし始める。 ゲスとはいえ同じ群れのゆっくりを殺すようなまねは誰もしたくないのだ。 そこでれてぃに「おしごと」が回ってきたのである。捕食種のれてぃなら良心も痛まないだろうということだ。 「おじゃまするわよ・・・」 そう言ってれてぃは巣の中を覗き込む。 「むーちゃむちゃちあわせー!!」 「ゆふふ。あのありすたち、たっぷりためこんでたね!!」 「これでゆっくりふゆがこせるんだぜ!!」 そこにはありす達がコツコツ集めていただろう保存食を食い散らかすゲス親子の姿があった。 ドスまりさの言うことは本当だったのだ。できれば嘘であって欲しかったが。 「ゆ!!ぎゃぁああああ!!!れてぃだぁああああ!!!」 「ゆわぁああああ!!きょわいよぉおおおお!!」 「たじけでぇえええええ!!!」 ゲス親子達がれてぃの姿に気づいた。捕食種の姿にパニック状態になる子ゆっくり達。 ゲスまりさがなんとか落ち着かせようとする。 「お・・・おちつくんだぜ!!れてぃはおでぶだからここへははいってこれないんだぜ!!」 そうこの洞窟の大きさは高さ1メートル、奥行き2メートル程度。ドス並に大きいれてぃが入れるはずもない。 このままれてぃが諦めるまでこの巣で篭城しよう。幸い食料はたくさんある。 そう安堵するゲス親子。 しかし。 「ゆ?おしょらをとんでいりゅみたい・・」 不意に宙に浮く子れいむ。れてぃの伸ばした長い舌に捕まったのだ。 そのままれてぃの口の中へと吸い込まれる。 まりさ達は知らなかったがれてぃ種の舌は最大で自分の身長程度の長さまで伸ばすことができる上、人間の手のようになんでも掴むことができる。 つまりこの洞窟内は全てれてぃのテリトリー。むしろ逃げ道がない分、まりさ達は袋のネズミだ。 「うがぁああああ!!!よぐもおちびちゃんをぉおおおお!!!」 怒りにかられ、れてぃに特攻するれいむ。ゲスながらも子ゆっくりに対する母性はあったようである。 「しねぇええ!!!・・っゆべ!!」 しかしそんなもの自殺行為でしかない。そのまま舌につかまれ食べられる。 「しにたくにゃい!!!しにたくにゃいよぉおおお!!!」 「ゆんやぁあああ!!!たじげでぇえええ!!!」 「うがぁああああ!!!どけぇえええ、くぞれでぃいいいい!!!」 死にたくないと狂ったように喚き散らす子まりさ。 誰かに助けを求める赤れいむ。 なんとか外へ逃げ出そうとする親まりさ。 行動は三者三様だが結果は同じ。変幻自在の舌に捕まり、親子仲良くれてぃの腹の中だ。 こうして巣の中には誰もいなくなった。 「・・・ん。」 いや、まだ一匹残っていた。 物陰に隠れていた赤まりさが一匹。震えているのは寒さのせいではないだろう。 れてぃと目が合い逃げようとするがここは洞窟。れてぃのいる入り口以外は行き止まりだ。 カリカリカリ・・・・ なんとか歯で穴を掘り、向こう側に逃げようとする赤まりさ。 カリカリカリカリ・・・ポキィ「ゆびぃ!!」 しかし赤ゆっくりの歯で堅い岩盤が掘れる訳もなく歯が欠けただけだった。 赤まりさに逃げ場などない。 「やめちぇ・・・ゆるしちぇ・・・」 舌足らずな言葉で必死に命乞いをする赤まりさ。泣きながらしーしーを漏らしている。 それを見るれてぃの顔も険しくなる。 できれば見逃してあげたい・・・ それがれてぃの偽らざる本音だ。 しかし通常種の赤ゆっくりが一人で生きていけるほど野性の世界は甘いものではない。 どの道、今以上に苦しんで野垂れ死にするのが関の山だろう。 そしてゲスの子はゲスになりやすく、仮に成体になれても群れに害をなす可能性が高い。 「ごめんね・・・・」 れてぃはガタガタと震える赤まりさにそっと舌を伸ばした。 「ただいま・・・ちるの。」 「おかえり・・・れてぃ。」 「おしごと」から帰ってきたれてぃをちるのは迎える。しかしれてぃの表情はさえない。 ちるのはれてぃの「おしごと」が何をしてるか知っている。その上でれてぃの親友なのだ。 本来、捕食種が通常種を食べることはなんら罪悪感を感じることではない。 人間が牛や豚を食べるのと同じ、ごく当たり前の行為だ。 しかしれてぃは罪の意識を感じてしまう。その優しすぎる性格ゆえに。 それなのに他のゆっくり達はれてぃを「冷酷非道なゆっくり殺しの捕食種」「おちびちゃんも殺すゆっくりでなし」と陰口をたたいているらしい。 本当はれてぃだってあんなことはしたくないはずだ。 実際れてぃが自分から通常種を襲ったことは一度もないと聞いている。 だけどゲスを野放しにすれば更にゆっくりできなくなる者がでる。だからこの誰もやりたがらないこの汚れ仕事を引き受けたのだ。 「れてぃ・・・」 そっとその大きな体にすーりすりするちるの。 悪いゆっくりを制裁するのがれてぃの仕事なら、傷ついたれてぃを慰めてあげるのがちるのの仕事だ。 なぜなられてぃは友達なのだから。 れてぃ種の生涯は孤独だ。 れてぃは冬の始まりに子供を作る。 基本的に胎生にんっしんっで1匹しか子供を産まないれてぃに姉妹はいない。またれてぃはれてぃ種同士でしかすっきりーをせず、父親役をしたれてぃはすっきりー後は他の場所へいってしまう。 唯一の肉親である母れてぃも、子供に一通り狩りや春夏秋ごもりの方法を教えられると、そのまま半ば追い出すように一人立ちさせられる。 れてぃは赤ゆっくりでも通常種の成体より大きく、冬の間は危険な獣もあまり出歩かないので赤ゆっくりでも十分生きていくことができるからだ。 「おちびちゃん・・・かなしいけどこれでおわかれだよ。ゆっくりしたくろまくになってね。」 「みゃみゃ・・・・」 そう言うと母れてぃは目に涙を浮かべてれてぃの前から去っていった。それ以来、母れてぃとは一度も会っていない。 こうしてまだ赤ゆっくり言葉が完全に抜けないうちに一人で生きていくことになったれてぃ。 幸いにもれてぃはこの自然公園を見つけ、餌や巣には困ることはなかった。 豊富な餌場に虐待お兄さんや猛獣もいない。野生としてはこれ以上ないようななゆっくりプレイス。 しかし孤独であることに変わりはない。 捕食種であるれてぃには通常種の仲間はできない。 どんなに友達になろうとしても向こうは話も聞かない。 通常種はもちろん同じ捕食種のれみりゃやふらんですら、れてぃを見ただけで逃げてしまう。 れてぃはいつも寂しい思いをしており、巣の中で泣いてばかりいた。 そんなある日、ちるのがれてぃの前に現れたのだ。 「あんた、れてぃっていうんだろ。あたいがともだちになってやるよ。」 巣の中で泣いていたれてぃにいたずら小僧のようにニカッと笑かけるちるの。 この日以来ちるのとれてぃは友達になった。 何か教えても次の年には忘れてしまうおバカなちるの。だがそのちるのにれてぃはどれだけ救われているだろう。 以前は捕食種であるゆっくりれてぃに生まれた己の運命を呪ったこともあるが今は違う。れてぃとして生まれたからこそちるのと会うことができたのだと前向きに考えることができる。 ちるのは友達。れてぃのたった一人の大切な友達なのだ。 そして季節は巡る。 れてぃ達の住んでる山にも雪がとけ春の陽気が漂い始めた。 春はたくさんの生命を産みだし、冬ごもりを終えたゆっくり達はつかの間のゆっくりを謳歌している。 だが、それはちるのとれてぃの別れを意味していた。 暑さや陽気に弱いれてぃ種はもう巣に戻り夏ごもりをしなければならないからだ。 「じゃあちるの・・・ゆっくりしてってね!!」 「ゆっくりしてってね!!」 別れを終えるとれてぃは自分の巣穴に戻り、厳重に入り口を封鎖する。 他のゆっくりや動物の侵入を防ぐとともに暑さ対策の為である。 巣の中には冬の間に用意した干草などが山のように積んである。冬まで腐らないよう加工したれてぃご自慢の保存食だ。 そのまま次の冬まで眠り続けるのだ。時折起きて巣の保存食を食べてまた眠る。その繰り返しである。 またちるのと会えるその日を夢見ながら。 しかし、れてぃは知らなかった。 この別れがちるのとの今生の別れになることを・・・ そして1ヶ月がたった。 今日も元気に巣から飛び立つちるの。そして・・・ 「あちゃい!!」 「さいきょー!!」 ちるのの後に付いて回る数匹の赤ちるの達。数日前にちるのが産んだ赤ゆっくりだ。 あまり知られていないことだがちるのは通常のすっきりーの他に単為生殖、つまりつがいがいなくても子供を作ることができる。 「さあ、おちびちゃんおかあさんのおはなしをきいてね!!」 「「「ゆっくちりきゃいしたよ!!」」」 ちるのは自分の知識を余すことなく赤ゆっくり達に教えていく。 餌のとり方、保存の仕方。 巣の見つけ方、作り方。 危険な場所に危険な獣のこと。 そして自分の、いや自分達の親友れてぃのことを。 「みゃみゃー。れちぃのおはなしもっときかしぇてー」 れてぃの話をせがむ子供たちにちるのはゆっくりと話ていく。 れてぃがどんなゆっくりか。 れてぃはどんな「おしごと」をしているか。 そして自分達ちるのの「おしごと」について・・・ 季節は巡り秋。 巣の中にはちるのともう成体間近まで成長した子ちるのが1匹。 残りの子供たちは皆ここから巣立っていったが、この子ちるのだけはある理由でここに残ったのだ。 「・・・おちびちゃんよくきいて・・・おかあさんのたったひとつだけのおねがいを・・・」 ちるのは息も絶え絶えの声で話しかける。 ちるの種の生涯は短い。春に生まれたちるのは半年ほどで成体になり、次の年の秋には死んでしまう。 2度目の冬を迎えることはけっしてないのだ。 「あのこの・・・れてぃのともだちになってあげて・・・」 子ちるのは解っていた。もう母が長くないことを。もうすぐ永遠にゆっくりしてしまうだろうことを。 そして知っていた。れてぃと友達になるということがどういうことか。 「わかったよ、おかあさん・・・あたいなるよ・・・れてぃのともだちに・・・」 泣きたいのを必死で我慢して笑顔を作る子ちるの。 もはや母は助からない。ならばせめて死にゆく母を安心させて逝かせてあげたい。 そう思い無理に笑おうとする子ちるの。 今まで泣いていたので涙で顔もグチャグチャ。最低の、しかし精一杯の笑顔を母に見せる。 そんな子ちるのにちるのもにっこりと微笑み返す。 思えば自分もそうだった。死にゆく母にせめて安心させようと無理に笑ったっけ。そう思いながら。 「そう・・・ありがとう・・おちびちゃん・・・ゆっくり・・・してってね・・・」 そう言い残し、ちるのは息を引き取った。 それは昔々の話。 あるところにゆっくりちるのとゆっくりれてぃがいました。 れてぃは巨大な捕食種なので友達がいません。話しかけようとしても向こうのほうが逃げてしまいます。 寂しがりやのれてぃはいつも寂しい寂しいと泣いてばかり。 それを見かねたちるのはれてぃの友達になってあげようと思いました。 しかしひとつ大きな問題があります。 それはれてぃがちるのの何十倍も長生きだと言うこと。 友達になってもちるのが先に永遠にゆっくりしてしまいます。当然ちるのが死ねば、れてぃは今以上に泣いてしまうでしょう。 これでは何の為に友達になったのか解りません。 れてぃにいつまでも変わらない笑顔をしてもらいたい。 だからちるのは考えました。 自分のおちびちゃんのおちびちゃん、そのまたおちびちゃん、その先のおちびちゃん達もずっとれてぃの友達でいてあげればいいのだと。 これはあるちるのとれてぃの物語。十年前から続く優しい嘘の物語。 そして今年も冬が来る。 「まっててね、れてぃ!!」 雪の中、元気一杯飛んでいく子ちるの。その頭のお飾りは母から貰った最初にれてぃと友達になったちるののリボンだ。 「んー。れてぃはどこにいるのかなぁ?」 大体の場所は母に教えてもらったとはいえ、子ちるのにとってここは始めてくる場所。 れてぃを見つけるまでたっぷり数時間はかかってしまった。 「あっ!!れてぃだ!!」 やっとれてぃを見つけることができた子ちるの。本当は始めましてだけど子ちるのの言うことは決まっている。 「ひさしぶりっ、れてぃ!!ゆっくりしてってね!!」 これはあるちるのとれてぃの物語。寂しがり屋のれてぃの為にずっと続いてく物語。 あとがき いつもご愛読ありがとうございます。餡コンペ何書けばいいのか思案中の長月です。ご意見、ご感想等コメント欄に書いていただければ嬉しいです。 挿絵 byめーりんあき 挿絵 byめーりんあき 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 ふたば系ゆっくりいじめ 298 ゆっくりを拾ってきた ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編) ふたば系ゆっくりいじめ 357 ゆっくり Change the World(出題編2) ふたば系ゆっくりいじめ 391 ゆっくり Change the World(解答編) ふたば系ゆっくりいじめ 400 あるゆっくりできない2匹の一生 ふたば系ゆっくりいじめ 441 てんこがゆっくりするSSさん ふたば系ゆっくりいじめ 457 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ ふたば系ゆっくりいじめ 476 ゆっくりを愛でてみた ふたば系ゆっくりいじめ 511 れいむと幸せを呼ぶ金バッジ ふたば系ゆっくりいじめ 528 としあき博士のれいぱーありす矯正計画 ふたば系ゆっくりいじめ 624 あるてんこの一生 メスブタの群れ ふたば系ゆっくりいじめ 653 あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 679 あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 816 誰も救われない話 ふたば系ゆっくりいじめ 904 あるババ・・お姉さんの結婚 ふたば系ゆっくりいじめ 939 もらうぞ ふたば系ゆっくりいじめ 1007 めすぶた祭り 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 感動した -- 2021-04-10 17 57 39 …チルノぉぉぉ…ゆっくりの中のゆっくりだよぉぉぉ… -- 2016-05-22 01 17 01 ちるのは馬鹿だけど馬鹿だから持っている純粋さっていうのがあるのかな?やっぱりちるの可愛い。初代ちるのの意思をついでおちびちゃんのちるの達がれてぃを笑顔にさせるために頑張っていて泣いちゃいました -- 2016-01-19 20 57 28 初代ちるのの意志は今でも受け継がれている……ちるのっ…… -- 2015-08-14 13 21 22 大妖精「私の出番はまだですかぁぁぁぁぁ!!」 -- 2015-02-05 21 57 05 画像からこれを発見してしまった。すごく泣ける話だ -- 2015-01-15 16 31 19 ↓お前が落ち着け うわああああああああああああああああああああああああああああああ ちるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお -- 2014-06-15 18 17 42 お前ら落ち着けよ こんなので泣くなwwwwwwwwwwwwww うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ちるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお -- 2014-06-11 21 25 37 ええはなしや……(´;ω;`) -- 2013-12-11 19 37 53 泣けます。 -- 2013-07-18 20 20 32 チルノフゥゥゥゥ -- 2013-03-05 00 31 00 チルノ・・・感動させてくれて・・・ありがとう;w; -- 2013-02-20 18 11 56 ううっ…ちるのおおおおおおおおおおおおおお -- 2012-09-17 15 20 18 そうだよ!おちつけーね! ……にしてもチルノはかわゆいなぁ〜(´・ω・`) ぅぅ…ぅうぅううおおおおおおおおおおおおおおお!!!!! チルノぉおおおおおおおおおおおおお!!! -- 2012-04-01 15 14 02 おまえらもちつけwww -- 2012-01-19 00 12 13 ↓お前も、お、おちつけよwww 息すって~ はいて~ すぅーー はぁ~ぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああ ちるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!! -- 2011-12-04 20 06 42 ↓お、落ち着け!まずは落ち着いて深呼吸だ!! スーハー、スー・・・うわああああああちるのおおおおおおお!!! -- 2011-10-21 20 30 15 宇和ああああああああああああああああああああああああああああああああ ちるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!! -- 2011-10-21 18 11 38 道忘れるのただのバカかと思ったらこんなことが…… -- 2011-09-23 15 21 13 ちるのは本当に優しいなあ。れてぃを悲しませないために・・・ -- 2011-04-28 20 54 32
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2408.html
まりさとつむり 11KB 愛で 観察 野良ゆ 赤子・子供 自然界 現代 愛護人間 独自設定 まりさの思い出の続きですがまりさの出番少ないです。 『つむりとまりさ』 虐待ありません 俺設定満載です 『まりさの思い出』の続き 今日もライフワークの撮影旅行の写真の整理、今回はまりさにも撮らしてある。 メモリーが一杯になっていたから200枚以上撮ってきたようだ。 予想どうり近過ぎたりぼやけてたりで何を撮ったのか判断できない物で6割を占めてした。 「うへぇ~なんじゃこりゃ?削除さくじょ~と・・・ん?」 同じ画像が30枚以上有るのに不思議に思った。 このカメラには連写機能はつけていない、シャッターはまりさがおさげに付けたリモコンを噛む事によって作動するのだから早くて3秒以上はかかる。 と言う事は90秒以上も撮り続けた事となる。 何をそんなに撮る必要があったのか?クリックして拡大してみて驚いた。 「ん・・・・・・・?これって・・・・・つむりまりさか?」 沼の中からつむりまりさが水草を咥えて岸へと上がってきている画像が並ぶ、仮に3秒で撮ったとしても10枚目でこの位置・・・・・ 「うわ~なんてつむりってとろくせ~生き物なんだ・・・・」 まりさで30秒あったらどれだけどれ程進めるだろう?1秒で30?は行けるだろうか?うん900cmは進む事になるだろう。 つむりは目測でまりさのほぼ十分の一しか進んでいない、こんなので野生で生きていけるのだろうか? そんな事を思っていると、違う疑問点に気が付いた。 「あれ?つむりまりさってまりさ種のアルピノみたいなもので中身は通常のまりさ種だろ?・・・・・・ なんで水から出てきてるんだ?水草を咥えてるって事は水中を潜って餌を採ってきたってのか?」 本で知っている知識の範囲だとつむりまりさも結局は通常のまりさとお飾り以外変わる事の生き物であり、ゆっくり特有の弱点である水には弱いはず。 なのにこのつむりは水から出てきていると言う事は・・・・・ 「まさか・・・・・純粋種のつむりまりさか!」 たしか書籍の片隅に本来のつむりまりさは水に強いとも書いてあった。 現行見られるつむりまりさは通常まりさから稀に生まれるお飾りが違うだけのつむりまりさもどきらしい、もどきならば水は避けて生活するだろう。 水を飲むだけなら半身を浸す必要もない!本物の可能性がある気がした。 とりあえず撮った本人に問いただす事にする。 今はカメラの画像データを回収する為にお帽子を取り上げてあり、現在はついでにお帽子は洗濯中なのでぱちゅりーとすーぱーすやすやたいむ中のまりさを起こす。 「まりさ!おぃまりさって・・・起きろ!まりさ!」 スヤスヤ眠るまりさの頬をパチパチ叩く 『ゆうん・・・ゆゅ~ん・・ゆわ~ゆっくりおきるんだぜ・・・』 「この前の旅行で写真撮ったろ?これは何処で撮ったやつだ?」 寝ぼけるまりさにプリントアウトした写真を見せる。 『ゆゅ?・・・・・・それはぬまさんでとったんだぜ』 「それは見たら分かる!問題は写っているこのつむりだよ。」 写真のつむりを指差して聞く 『ゆゆ~ん♪そのつむりはとてもゆっくりしてたんだぜ~』 まりさ曰く、沼の畔で散策してたらとてもゆっくりしたつむりを見つけたのでシャッターをひたすら連打したとの事 水は怖かったのでつむりに近寄る事は出来なかったらしい、まぁ知らない土地で他ゆんにはあまり関わるなと言いつけてあったのもあるだろう。 まりさを放していた場所で沼のあるのは・・・ まりさの発信機のGPSの履歴で確認する。 「あった!俺が撮影してた山の裏じゃないか、こいつこんなに移動してたのか・・・・」 俺も純粋つむりは見たい気もする。なにより気がかりなのはまりさの写真に写ったゆっくりで無事なのはいまのところぱちゅりー1匹だけと言う事実だ。 こんな超希少種と言うか新発見かもしれないゆっくりがまさか・・・・・・ 気になったので再度その場所へ撮影旅行に行く事とした。 余談ではあるがぱちゅりーは見事まりさの子を妊娠している。1匹残して残りは里子に出すと言ってあるので数が生まれても問題ない、両親共になかなか頭は良いと思うので馬鹿は産まれることはないだろう。 正直つむりを見るために来たのを後悔していた・・・・ ゆっくりが歩いた道を人間が歩くと言うのは困難を極めた。 山の表までは道はあったのだがそこからまりさの使った順路で裏に行くのはかなりキツイ 『おにいさん、まりさはそこをくぐりぬけたんだぜ』 「かんべんしてくれ・・・・・」 今思えば沼を目指すだけなのだから順路を守る必要は無かったのだが、何も考えずただまりさの案内にしたがって進んでしまい時間だけが無常にも消化されていった。 結局はその日は沼に着いた時点で野宿するはめに・・・・ 夕食はレトルトのカレーライスだ!まりさには甘いハヤシライスを用意しといた。 『むしゃむしゃ。ゆゅ~おいしいんだぜぇ~はやしらいすさんはまいにちでもいいんだぜ』 家では「しあわせ~」は食いカスが飛び散るので禁止してある。そのせいか外でも言わなくなった。 「うまいか?よし今度の晩飯にばちゅりーにも作ってやろう。」 『おにいさんのてづくりはゆっくりできないかられとるとさんでいいんだぜ』 失礼な事を言う奴である。ほんのちょっと砂糖と塩を間違えるお茶目なミスをしたくらいでそこまで言うか・・・・塩善哉・・・・ただの小豆の塩煮だったなw 想像してみよう小豆を大量の塩で煮込んだ自称善哉を啜った瞬間を!俺がゆっくりのように餡子吹き出してゆっくりしてしまうところだった。 楽しい夕食を食べてるところに邪魔がはいる。 『ゆゅ~いいにおいだねぇ~れいむもむ~しゃむ~しゃしたいよ』 草むらかられいむが現れた。 『ゆゅ?れいむにまりさのごはんさんはあげないんだぜ!』 『どぼじでぞんなごとゆぶの~』 まりさに断られて喚くれいむ 『まりさらのごはんさんをあげるとおにいさんにおこられちゃうんだぜ』 「れいむ、お前はこれは食えるか?」 側に生えていた蓬を毟って与えてみる。 『ゆゅ?おいしそうなくささんだよ!むしゃむしゃしあわせ~』 蓬を美味しそうに食べるれいむ。 「まりさ、お前はこれを食えるか?」 『ゆゅ・・・まりさには草さんはにがにがさんでたべれないんだぜ・・・・』 「分かるかれいむ?人間の食べ物を食べるとこのまりさみたいにその蓬や蒲公英は苦くてたべれなくなるぞ?」 理解できるとは思ってはいないが一応説明はしておく、これはまりさに飼いゆと野良ゆの違いをはっきりとしておく教育でもある。 やはり理解できなかった様子できょとんとして俺をれいむは見ていた。 『よくわからないけどゆっくりできないんだね?でもれいむもたべたいよ~』 やはり理解していないので俺のカレーを一口だけ与えてやった。 『れいむはゆっくりむーしゃむーしゃするよ。むーしゃむーしゃし・・・・・・・・・・ゆ”ゅゅゅゅゅゅゅゅ!!!!!!!』 辛口のカレーを含み必死な形相でれいむは暗闇に消えていった。これでしばらくは人間の食べ物は欲しがらないだろう。 『ゆゅ・・・おにいさんひどいんだぜ・・・・』 「前にも言ったが野良に人間の食べ物をあげるとその時はそのゆっくりは幸せかもしれない、だが次からは今までの食事では我慢できなくなり結局は飢え死にする事になる。まりさはあのれいむを飢え死にさせたいのか?」 『ゆぅ~ん・・・・ゆっくりりかいしたんだぜ』 これも教育である。まりさよしっかり覚えておいてくれ! その晩は野良の訪問をうける事は以後無かった。 朝日が沼を照らしキラキラと輝いているのを眺めながら散策を開始した。 まりさが撮ったらしき場所にはやはりつむりの姿を見つける事はできなかったのだが、岸沿いに歩いていると沼側に小さな横穴を発見する。 「ゆっくりしていってね」 『ゆっくりしていってね』 穴に向かって声をかける。これでこの穴にゆっくりがいたら本能による返事が帰ってくると言うわけだ。側にいたまりさまで反応してしまっていたが・・・・ 『『『ゆっくち~ゆっくち~』』』 この舌足らずな発音は赤ゆか?一応返答はあったのだが成体はいないようだ。 まだ狩の時間には早いだろうから親は帰ってきてないかもしくは永遠に帰れなくなったかだと思う。 穴から4~5匹の赤ゆがピョコピョコ出て来たのを見て驚いた。 「1匹だけつむりがいるじゃないか!」 『ゆっくりしたおちびちゃんがいるんだぜ♪』 最後にのそのそと這出てきたゆっくりは貝殻を被っていた。これこそつむりまりさの証! しかし親の姿はないし、赤ゆではまともな会話はできないから事情は聞けないどうしたものか?と考えていたら巣穴の近くの草むらに赤いリボンが見えた! 親ゆかも知れないと近寄ってみるとれいむはスヤスヤと横ばいになって寝ていた。 口元がカレーらしきもので汚れていたので昨夜のれいむだろう。 これが親ゆかな?と確かめるために寝ているれいむをそのまま赤ゆの前まで持ってきた。 『『『ちゅぴ~みゃみゃ~みゃみゃ~ゆっくちゆっくち』』』 騒ぎだしたので多分親ゆなのだろう、昨夜のカレーを食べたショックで家まで辿りつくのがやっとで外で寝てしまった訳か・・・・・ れいむに気付けにスポーツドリンクを少しかけてやった。 『ゆゅ~んゆっくりおきるよ♪ゆゅ?おにいさんはだれ?ゆっくりできる?』 昨夜の事を忘れてしまったのか流石は餡子脳、まぁ覚えていてもややこしいのでありがたい。 「そうだよ俺はゆっくりできる人だよ。れいむはしんぐるまざーなのかい?」 とりあえず番の存在を確かめる。 『ちがうよ。れいむはまりさとゆっくりしているんだよ。』 「そのまりさは貝殻のお帽子を被っているかい?」 『そうだよ。とってもゆっくりしたまりさなんだよ。れいむのじまんのだ~りんなんだよ。』 やはりあのつむりとの番らしい、しかし姿が見えないのは・・・・・・ 『ゆゅ・・・でもまりさはかりからずっとかえってこないからおちびちゃんがずっとゆっくりできないんだよ。』 「それで探しに昨夜も出ていた訳か・・・・・」 『ゆゅ?おにいさんなんでしってるの?』 「ゆっくりしてるから何でも知ってるよ。れいむの子供にはお父さん似のつむりがいるよね?」 『ゆゅ~すごいよ。おにいさんはほんとにゆっくりしているんだねぇ~』 正直この会話のキャッチボールができていない気がするが気にしない。 その間まりさは赤ゆ達をあやしていた。近いうちに自分も父親になるから気にかかるのだろう。 とりあえずつむりまりさが帰ってないのは判った。何故か嫌な予感しかしない 再度まりさの撮った画像を確認してみる。 陸に上がる直前まであるのだがその後がないのでまりさに聞いてみる。 「おいまりさ、このつむりはこの後何所に向かっていった?」 『ゆ~ん?ゆゅ・・・ゆっくりおもいだしたんだぜ。』 何か知っているようだ 『このぬまさんからきえちゃったんだぜ。ゆっくりしてなかったからまりさにはみえなかったんだぜ』 『ゆっくりしてないんじゃれいむのだ~りんじゃないね。まりさはとってもゆっくりしているゆっくりだもの』 やはり嫌な予感しかしないがまりさの撮影ポイントまで戻った。 靴をぬぎ浅い沼へと足を踏み入れて、画像を頼りにつむりのいた場所を探す。 大体の位置を木や水草の位置で割り出しつむりが進んだであろう方向へ歩く グニ なにか石のような何かが足の先に触れた。石にしては尖っていながらもグニグニと下に沈む変な感触。 恐る恐る下を見るとそこには・・・・・・穴があり黒い何かで濁っていてよく見えない 「まさか・・・・」 手を突っ込むと硬い石のような物がある。 それを引き抜いてみた・・・・・ 予想どうりつむりまりさではあったがすでに死んでいた。 どうやらまりさの撮影最中にこの穴に落ち水中で餡子を吐いてしまい死んだ。 溶けていないのはやはり本物だからかと触っていて気が付いた。 このつむりまりさの皮はグルテンで出来ているような気がする。グルテンなら小麦粉からも取れる成分だからゆっくりの体皮としても多分定着するだろう。 そしてこのグルテンは水に溶けない、生麩のような感触といったら想像できるだろう? だからつむりまりさは水に強かったのか・・・・・・今度野良を捕まえて改造して実験してみよう。 納得出来るような出来ないようなモヤモヤしたものだけが残ったが一応つむりがいたのは確認できた。 亡骸を番のれいむに見せると奇声をあげて森の中へて駆けていった。 赤ゆのつむりも確認してみるとこのつむりは体皮は小麦粉で出来ていたのでつむりモドキだろう。 『ゆ・・・・・ん。まりさがわるいの・・・・・・?』 まりさは自分のせいでつむりが死んだのではないかと思っているようだが断言してやる。 「まりさが撮ったくらいで死ぬんだったらぱちゅりーはどうなる?生きているだろう? くだらない事を気にしてないで帰るぞ!お前も父親になるんだから変な事は気にせずでっかい親父になれ」 『ゆん!そうだね!まりさはおにいさんをしんじるんだぜ!ゆっくりおうちにかえろうね』 正直俺も疑ってしまったがそんな馬鹿な事があるわけない!たぶん・・・・・・ しかし帰るのはいいが、またあの順路を辿らねばならないのかと思うとぞっとする。 とりあえずは早く帰ってまりさのカメラを違うカメラに取り替えて様子をみるしかない、非科学的な事は信じない方なのだがゆっくりの存在自体が非科学的だからなぁ~ モヤモヤを抱えたままお兄さんとまりさは帰路につくのであった。 『そういえばおにいいさん!』 「ん?」 『はやしらいすさんはれとるとさんでおねがいするんだぜ』 「どぼじでぞんなごというのぉ~」 つむりネタを書くはずが生きて出てこない・・・・あれ?何処で間違ったのやら・・・・ 稚拙な文で申し訳ない、誤字等も勘弁して下さい。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る なるほど、グルテンだったのかー! -- 2010-12-25 19 23 48 なるほど。つむりの謎が解けました。 -- 2010-12-22 00 43 54
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1035.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 488 裁/コメントログ」 まさにすっきりできる話だ -- 2010-03-07 03 31 43 やっぱこういう話のほうが好きだなあ -- 2010-03-14 13 21 30 いい作品だとおもう。 -- 2010-05-26 09 21 45 制裁鬼意山はゆっくりできる。人間のやることには大義名分は必要だと思う。 -- 2010-06-24 11 21 08 制裁鬼意山さん達がゆっくりできるのには同意。 大儀が無ければ民衆は動かんよ。 ゆっくりんピースなんてさっさと潰れれば良いのに -- 2010-10-12 22 43 17 俺はゲス制裁と善良ゆっくり理不尽虐待のどちらも同じくらいゆっくりできる ただ制裁鬼威山はあまり鬼威山らしくないかな なんか精神的に弱い感じがする -- 2010-11-15 05 49 19 >「れいむのぱしたさんかえせぇぇ」 野生の分際でぱした…だと…? -- 2011-01-10 19 39 05 馬鹿が。ゲスにそんなこと言わせると思ったか? シビれた… -- 2011-10-13 03 16 22 ぱしたって何ぞ? -- 2012-03-17 17 29 37 ↓↓↓それは愛でお兄さんが引き連れてた20匹の善良ゆっくりのうちの一匹のセリフだから野性ではないでしょ。 ぱした=パスタ -- 2012-03-17 23 07 02 じゃあ俺はくんかくんかするぜ!wwwwwwwwwww -- 2012-08-16 22 59 49 やっぱりゆっくりんピースはクズだね! -- 2012-09-15 20 41 37 ぱしただけは謎だ……。やっぱり、ゆっくりんぴーすって○ーシェパード並のアレな組織なんだな。ゲス放置なんて間接的に苦しめてるのに -- 2012-10-24 23 40 45 (ノ゜Д゜)ノニガストオモッタカ?ヒャハァァァァァァァァァァァァ!!!!!!! -- 2016-08-28 22 11 28
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1049.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 495 蹴る/コメントログ」 なんか途中から嫌な話だったな -- 2010-06-05 03 56 35 野良が不幸になる話しはスッカとするね! (希少種は除く) -- 2010-08-12 01 52 58 野良希少種虐待なんて全然見たこと無い -- 2010-09-15 01 40 33 希少種は愛での対象であり、幸せな生活をおくらせるべき -- 2010-10-02 10 26 26 交番にバックを届けるお兄さんは良い人なんだね、わかるよー あのどでぶまりさ、よくいままで生きてこれたなww -- 2010-10-12 22 23 11 す、スッキリー! これめっちゃおもしれえ!! それにしてもこのお兄さん抜群の命中力だなw 両目を正確に潰したり、空き缶で貫いたり、もうペレ級だなw サッカーよく知らんけどw -- 2010-11-17 08 18 30 公園での蹴りは一石二鳥ならぬ(一れみたくさんゆ殺)だなwww -- 2011-02-28 09 49 40 しゅっきりしたゆ! -- 2011-05-30 05 24 42 最高だな? -- 2011-08-04 15 57 50 わかるよ〜 -- 2011-08-24 18 18 56 公園の花壇にいたじいさんは何者? 面白かった~、お兄さんはサッカーをやればいいんじゃ? -- 2011-10-07 20 38 15 「思い立ったが吉日」よりも「善は急げ」のほうがいいと思う -- 2012-01-09 00 29 18 蹴った石にヒビが入ったり缶で中枢を打ち抜いたり、キック力ありすぎだろ。 あと誤字多いな。 -- 2012-06-01 21 58 26 ↓×1 羅漢銭のキックバージョンwww -- 2018-01-05 02 33 28
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/991.html
仕事からの帰り道。寒さが襲いかかる夜。 俺は我が家へと帰宅すると、玄関前に5つの影があった。 そのうち2つは最近家に住み始めたまりさとれいむ。残りの見慣れないゆっくりは・・・ふらんかな? 家族連れの胴体無しとは珍しい。ここら辺では見ない種類だ。 「うー! うー!」 激しい形相でまりさとじゃれ合ってる。まりさの頭に噛みつきブルンブルンと振りまわすその姿は実に楽しそうだ。 まりさの方も涙目で 「いぎゃああああああああああ!!!! はなじでふらんんんんんん!!!!」 れいむの方は子供たちにガシガシ噛みつかれている。 「あぎゃああああ!!!! でいぶのぽんぽんがああああああああ!!!!」 俺はそのフレンドリーな光景が羨ましかった。 「お前ら楽しそうだな・・・こっちは残業で疲れてるのに。」 「このじょうきょうでばがじゃないのおおおおおおお!!!! ばや゛ぐでいぶだぢをだづけでえええええ!!!!!」 「ぼうじがどれるうううううううう!!!!」 夜中に騒ぐとは感心しませんな。最近のゆっくりはやんちゃで困る。 とりあえず親っぽいふらんの方を全力で蹴り飛ばす。流石のふらんも蹴りには耐えられないのか、 ドアに叩きつけられた。牙が刺さったままのまりさと一緒に。 「ゆべえ・・・もうどうでもいいからはやくたすけて・・・」 OKOK。まずはれいむに噛みついてる子ゆっくりを蹴り飛ばしつつ、まりさの頭から牙を抜いた。 このまま帰るのならば見逃すのだが、ふらん達はこちらに向けて「うううう・・・」 と明らかに殺意を抱きながら唸っている。まあ殺さない程度にやろうか。 「うーーーー!」 飛びかかってきた親ふらんを右の振り下ろしで叩きつける。そのまま持っていた傘で貫いた。 「ううう!!!!」 苦しんでいるふらんに追い打ちをかける。刺さって身動きの取れないふらんの顔面に蹴りをいれた。 「ううっ!」 思いっきり顔が凹んだふらん。歯を折れたのか口からボロボロと落ちた。 そしてそのまま動かなくなった。・・・大丈夫。まだ息してるから。傘を外せば帰るだろう。 れてるし。早く寝よう。 さて家へ・・・まだ子供が残って 「ほらとっとと家に入るぞ。ていうかなんでお前ら外に出てるんだ?」 「おにーさんがひるごはんはじぶんでとってこいっていうからでしょ! おうちにはいれなくてこまってたんだよ!」 「ゆっくりあやまってね! しゃざいとばいしょうをせいきゅうするよ!」 あーもういいや。今日は疲れたから。後は子ふらんの始末をどうするかだな。 可哀想だがれいむの口の中に入れてあげた。まあ美味しく頂いてねれいむ。 「あがあああああああ!!! でいぶのおくちのなかがむしゃむしゃされてるううううううう!!!!」 「でいぶうううううううう!!!」 俺が風呂から上がり、居間に行くと二人がテレビを見ていた。珍しく真剣な目である。 「んー? ゆっくり虐待ドラマでも見てるのか?」 「そんなひどいことするのはおにーさんだけだよ! ほかのひとたちはきっとやさしいよ!」 「ならばこのネットで見つけた秘蔵の虐待ムービーを・・・」 「それよりおにーさん! ゆっくりこれをみてね!」 どれどれ。ってニュースか。えー何々ゆっくりの群れが権利を訴えてデモ行進・・・な、なんだってー! 「このぱちゅりーはすごくゆっくりしたゆっくりなんだよ!」 確かに・・・テレビに映っているゆっくり達は皆凛々しそうだ。特にリーダーっぽいぱちゅりーの答弁は 一応ちゃんとしてるような気がする。 「ひととおなじようにかんがえ、しゃべれるゆっくりにもけんりがあたえられるはずだわ!」 「そうだよ! じぶんよりよわいものをいじめるなんてさいていだよ!」 「ゆっくりだってるーるやほうりつがりかいできるんだぜ!」 「ぎむをはたさせてすらあげないなんて、とかいはのすることじゃないわよ!」 「チーンポ!」 「でもかつどうなんだねーわかるよー」 「ゆっくりたちにゆっくりぷれいすを! ぱちゅりーたちはたたかいつづけるわ!」 なるほど、ゆっくりにもデモクラシーの時代が来たか。まあここまで頭がいいのは おそらく捨てられた元飼いゆっくりだからだろう。 「ゆっくりのみらいについてかんがえるなんてすてきだよ!」 「ぱちゅりーたちがいればゆっくりのみらいはあんたいだね!」 こいつらも気がつけば語彙が増えてきたな・・・・ 「まあいいや。じゃがりこ食べる?」 「ゆ~♪ たべるたべる!」 「ゆっくりたべるよ! むーしゃ!むーしゃ!しあわげぇ!」 むしゃむしゃしていたれいむの頭に踵を乗せて、俺は仰向けになった。 「あーそういや。明後日からあの地域に出張なんだが、なんなら会いに行く?あのぱちゅりーに。」 「ゆゆ! ゆっくりあいにいくよ! だからはやくれいむからどけてね!」 「ゆゆゆゆ・・・・ゆっくりじだいよお・・・・」 そんな訳で到着いたしました。 とりあえず二人をホテルに預けて仕事をこなし、時間が取れた最終日にぱちゅりーたちに会いに行くことにした。 とある公園の一角。なにやらマスコミと警察と加工所の職員らしき人達でごった返していた。 人ごみに近づいてみると、なんとぱちゅりー達は空き缶拾いをしていた。 「ゆーしょ! ゆーしょ! あるみはこっちだね!」 「ゆっくりなげるよ!」 数匹がかりで缶を運び、どこから持ってきたのかゴミ袋に入れているようだ。 「ゆゆ! ゆっくりはたらいてるね!」 「でもれいむたちははたらかなくていいよね! かわいいからいいよねおにーさん!」 「今日の夕飯は饅頭かな・・・」 「「ゆっぐじお゛でづだいじまずがらゆるじでえ゛え゛え゛!!!!!」」 「むきゅん! どなたかしら!」 三人で騒いでいると、どこからか例のぱちゅりーがやってきた。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ゆっくりしていってね!!!」 「だが断る。」 「おにさーんはだまっててね!」 はいはい黙ってますよ。ゆっくりはゆっくり同士。俺は人間と話すさ。 「ぱちゅりーはすごいゆっくりだね! ゆっくりのみらいのためにこうどうするなんて!」 「れいむたちもゆっくりおうえんしてるよ!」 「むきゅん! ぱちゅりーたちのうったえがとおれば! ふとうにいじめられるゆっくりはいなくなるわ!」 「すうこうなもくてきのためにがんばるんだねー。わかるよー」 「ゆっくりにもせんきょけんを! ゆっくりにもじんけんを!」 「ゆっくりのゆっくりによるゆっくりのためのとかいはなせいじがひつようだわ!」 中々盛り上がってるじゃないか。俺は近くの暇そうな加工所の職員を捕まえて疑問に思ってた事を聞いてみた。 「てっきり駆除とかされてると思ったんですが、やらないんですか?」 「って言いましてもねえ~。マスコミが大々的に放送してますし。強制的な手段に訴えるのはちょっとねえ・・・ それに捕まえる口実がないんですわ。あいつら元飼いゆっくりなんで上手く生きてるみたいで・・・」 成程成程。確かに口実が無ければ流石にゆっくりと言えど捕まえるのは難しいだろう。 「むきゅん! あなたがあのまりさとれいむのおにーさんね!」 なんか血縁関係みたいな言い方だな。まあ突っ込むのはメンドイからいいや。 「うんそうだよ。どうしたの?」 「まりさとれいむにひどいことしないでもらいたいわ! しょうがいざいよ!」 チクられたか。遠くであの二人がニヤニヤしながらこちらを見ている。 「「おお、ぶざまぶざま」」 「いやあれはどうかんがえてもスキンシップだね。」 「うそつきは、うさぎのはじまりだわ!」 「あーあーキコエナイキコエナイ!」 「ゆっくりもにんげんとおなじようにあつかうべきだわ!」 う~ん。全く真実なのでこちらが不利。しかし口喧嘩で負けるのは誰相手でも悔しい。 何か会心の一手は・・・・ん? 「なあぱちゅりー? 人間と同じく扱えって事は、当然刑罰も受けるんだよな?」 「むきゅん! わるいことをしたならばしかたないわね! でもぱちゅりーたちはわるいことなんてなにもしてないわ。」 「あいよ。んじゃ許可取った?」 「む?」 「いや『む?』ではなくてですね。デモ活動には許可が必要なのではないかと思うのですが。しかも公共の場所だし。」 「む・・・むきゅん! な・・・なにいってるのおにーさん! きょかなんてそんな・・・」 「ついでに逮捕されるんじゃないか?無許可だと。」 1分ほど公園は静寂で包まれた。そして誰かの声で静寂は破られた。 「青島・・・確保ォオオオオオオ!!!!!」 加工所の職員は一斉に動き出した。 ジャージの軍団は馴れた手つきでゆっくり達を次々と袋の中に入れていく。 「ぐらいよおおおおおおおおお!!!! ごごがらだぢじでええええええええ!!!!」 「でいぶぼういやああああああああ!!!! おうぢがえるうううううううううう!!!」 「ゆるじでぐだざいおねえざあああああああん!!! ありずははんぜいじでばずうううううう!!!!」 一部トラウマのスイッチが入ったゆっくりも居るようだ。可哀想に。 ついでにぱちゅりーはと言うと。 「主犯のぱちゅりー容疑者緊急逮捕いたしました! 今から連行します!」 「むきゅん! これはふとうたいほよ! べんごしをようきゅうするわ!」 「どうなってるんだぜぱちゅりー! どうしてまりさたちがつかまってるんだぜ!」 「ひもでしばるなんて・・・そんなとかいはなぷれい・・・もえあがるわ!」 こうしてぱちゅりー他幹部たちはパトカーで連行されていった。 他のゆっくりは加工所に連れていかれるようだ。 「だまじだなぱぢゅりいいいいいいいいいいいいい!!!!」 「ゆっぐじじね! ゆっぐじじね! ゆっぐじじねえええ!!!!」 「がごうじょはいやですうううううううううう!!!! ゆるじでぐだざいいいいいいいいい!!!!」 こうして一つの活動家たちの熱き戦いは終わった。政府という大きすぎる壁に挑んだ彼らは皆散っていった。 しかし彼らの意思は受け継がれていくだろう・・・私はそう願いたい。 「おにーさんのせいだよ! ゆっくりはんせいしてね!」 「ゆっくりはんせいしてね!」 なんか怒られてる俺。仕方がないので今日の夕飯はしゃぶしゃぶにしてあげよう。 久しぶりの我が家に戻った俺はニュースを見ていた。 「今日未明、無許可のデモ活動で逮捕されたぱちゅりー容疑者は、調べに対し、『にんげんによるじんけんしんがいだわ! かっこくに、このひどうなこういがしれわたるのをねがってるわ!』などと答えており、容疑に関しては全面否認しております。 なお他のゆっくりに関しては全匹加工所に送られたとのことです。」 大変だね。ホント。 俺は肉を箸で掴むと、鍋の中にすうっと通した。あまりお湯につけないのが俺の好みだった。 「あぎゃいよ! そしておにくをゆっくりたべさせてねおにーさあづいッ!」 鍋の中にすっぽりと入っているれいむが何か言っているが気にしない。しかし鍋を風呂代わりとは失礼な奴だ。 「まりさ。このお肉美味いか?」 隣でキチンと座っているまりさに肉を食べさせてあげた。 「むーしゃ♪ むーしゃ♪! しあわせー♪ ありがとうおにーさん!」 「いいがらだづけでよねばりざ! でいぶおごあづぃ!」 だから喋ると口の中にお湯が入るとあれほど言ってないねそうえば。 「このまえみすてたれいむは、ゆっくりおゆにつかってね!!!」 「だっであればおにーざんがついッ!」 「あーそろそろまりさの番かな」 「ゆ! なにいってるのおにーさん! ゆっくりやめてね! おててをちかづけないでね!」 【あとがき】 まあ虐スレだし。こんなオチになりますね。 by バスケの人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1716.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国/コメントログ」 浦安鉄筋家族を思い出した -- 2010-06-16 19 05 35 なんというゲスおじいさん -- 2010-08-02 13 41 18 汚示威惨www -- 2010-11-01 12 36 25 イラストに爆笑したwww -- 2010-11-11 11 06 23 イラストがっ -- 2011-08-14 23 15 36 イラストwwww -- 2012-02-16 16 26 15 ムシゴロウの頭にまちょりーが! -- 2013-03-09 19 51 27 これさ、浦安鉄筋家族ならぬ、ゆらやす鉄筋家族ってかW -- 2014-04-29 14 57 57 吹いた -- 2016-09-04 15 46 19 ムシゴロウwww -- 2017-03-21 21 14 20 やりたい放題ww -- 2019-03-29 21 21 55
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/57.html
その他いじめ短編集 1 2 3 4 5 6 7 鶴屋いじめ 真夏の海の生徒会
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/827.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 386 最終地獄/コメントログ」 でめたしでめたし -- 2010-05-25 20 32 32 期待しちゃったよ!! そして、こういう作品は好きだ! -- 2010-06-10 01 03 19 やったー!お兄さん、カッコイー!! -- 2010-06-30 06 29 48 やだ…カッコイイ/// -- 2010-11-03 22 50 28 かっこいいんだか馬鹿なんだか…… -- 2011-08-16 12 22 29 地震と放射能か・・・こんな話を気にせずかけた時代が懐かしい -- 2011-09-26 22 59 58 ↓そうだよな、今じゃ不謹慎で叩かれるし・・・傷跡は未だに残ったまま・・・ -- 2013-01-23 04 20 22 泣いた -- 2013-03-09 02 46 06 俺福島県民なんだけどこれからは原発には無数のうにゅほがいるんだと思うわ。うにゅほの出した放射性物質だと思っとく…ちょっと萌え -- 2013-05-02 18 42 01 この部屋にでいぶやゲスまりさいれてみたらどうなるかなwww -- 2014-05-28 20 50 51 完全にハルクになっちゃったじゃないですかー!! すげぇ・・・ -- 2014-08-01 10 18 34